2017年6月1日木曜日

<6月の放送> 臼杵が生んだ女流作家 野上弥生子


今月は臼杵出身の女流作家 野上弥生子をご紹介しました。
野上弥生子の実家は臼杵にある小手川酒造です。

小手川酒造は臼杵の城下町の一角にその佇まいを構えています。
その隣には弥生子の実家である現在の野上弥生子文学記念館があります。

1855年の創業よりお酒を作り続けてきた歴史ある酒蔵であり、一貫して手造りにこだわったお酒を今でも造り続けています。
創業当時は現在のように焼酎などは造っておらず、日本酒のみの製造であった為、お酒を造っていない時期に味噌や醤油を造っていたんだとか。
すると味噌や醤油も評判がよく、人気があったことから別会社を設立。
それが現在のフンドーキンなんです。ご存知でしたか?
フンドーキンは、元々小手川酒造から始まっていたんですね。

また、趣のある酒蔵は1997年に国の有形文化財に登録されています。
大林宣彦監督の「なごり雪」の撮影にも使われたそうですよ。

野上弥生子文学記念館で野上弥生子の人生を垣間見つつ、お隣の小手川酒造を見学し、臼杵の歴史も学べちゃうんです。
番組内でも紹介した野上弥生子が残した訓は、今もまだ小手川酒造さんに飾られていますので、合わせてチェックしてみてください。


<6月のプレゼント>

今回は、野上弥生子の小説を抽選で5名のみなさまにプレゼントします。