2011年8月4日木曜日

風之荘

この夏は節電、エコという言葉を聞かない日はないほどだ。
身近なところから少しずつ・・・とそれぞれの家庭で実践していることも多いかもしれない。
使わない電気はこまめに消す。
エアコンの設定温度に気を配る。
過包装は断る。
少し考えを巡らせるだけでもたくさんの節電、エコ対策が思い浮かぶ。

風之荘でも節電、エコ対策に取り組んでいる。
まずはエアコンの設定温度はなるべく28℃にするというもの。
取材した日ももちろん設定温度は28℃だったようだが、
外気との温度に極端に差がないためだろうか、
本当に心地よい涼しさだった。

だがやはり葬儀の時などは多くの人が参列し、汗ばんでしまうもの。
もちろん快適に過ごせるようにするための温度設定に気を配っているそうだが、
参列者にこんなものを用意している。

竹のパルプでできたおしぼり。
よく見ると、わずかに繊維のようなものが感じられた。
あけるとひんやりと汗をぬぐってくれ、普通のおしぼりより少し強度が高いような気がした。
竹のパルプのおしぼりを見るのは私自身も初めてで少し驚いた。
お客様にも快適に過ごしていただきたい、そして地球にも優しい取り組みを・・・という心遣いに感心させられた。

もう一つがこのうちわ。
デザインがとても素敵で夏らしい。
最近、柄のないうちわをよく見かけるがこれもそうだ。
聞くところによると、これもエコへの配慮なんだとか。
柄のプラスチック部分がないことで資源を最小限の量でつくることができるようにするためとのこと。
これであれば鞄に入れても柄が飛び出ることもなく、一石二鳥、三鳥のような気がする。

前々から節電、エコというのは叫ばれてきたものの、今年は特に注目を浴びている。
でも今回は一過性のものには決してならないと個人的に思う。
それは、節電、エコ対策として今言われていることは日本人が古くから行ってきたこと、日本人の風習だと思うからだ。

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