2012年8月1日水曜日

8月の放送 三浦梅園


みなさんは三浦梅園のことをどれくらい知っていますか。
今回は三浦梅園の制作にあたって、あらためてすごい人だなって感じました。

梅園の本業は医者です。が自然哲学者であり、科学者であり、思想家でもあり、さらに教育者でもあった。言わばマルチな才能の人なんです。

梅園の哲学は自然の道理から学んだ条理学というものなんですが、これまで
実に難解とされ、当時では理解されなかったということです。
しかし梅園は自身の哲学を広く知ってもらおうとたくさんの解説書を書き、教えたんです。
それくらい熱意を持った方なんです。

この条理学を番組ではちょっと難しい説明になってしまいましたが、
簡単に説明すると、梅園はこの世のものは全て円と線で説明つくと考えていました。
この世を円と考え。こ れを一として、そこに存在する全てのものを一、一見すると対称的なものも、たとえば円の対角線上にあるとして「熱い」「冷たい」なども一と一として考える とそこに一と一が存在してこの間を直線で結ぶことができます。このように全てのものも直線で結ぶことができ、これが無数に増えていくと球にななる。という ことなんです。
自分はそう理解しましたが・・・・これでイメージできますか?

梅園はこれを幾度となく検証し、しかもこれを解説す著書「玄語」を何度も書き直しているんです。
しかし梅園の著書はこれだけではありません。医学書や詩文、経済の本も書いてます。経済のことを書いた「価原」はその素晴らしさに世界中の研究者から注目を集めているんです。

梅園は学術的に凄い人でしたが人格もすばらしい人でした。
教育者の顔も持ち合わせ、学徳と人柄に多くの人々が全国から集まったのです。

梅園の魅力は、簡単に説明できませんが是非、一度梅園資料館を訪ねてください。

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