2012年11月11日日曜日
11月の放送 画家 山下清
今回は只今、大分市美術館で開催中の「山下清展」から「画家 山下清」をご紹介しました。
おそらく、みなさんも名前は知っているとは思います。
山下清というと「放浪の画家」とも呼ばれ、これまで幾度となく映画やドラマもつくられています。
それくらい、その存在とその生涯はドラマチックなのです。
ともすると日本では一番有名な画家なのかも・・・・
ご存知の方も多いとは思いますが、映画やドラマなのでは、山下清は旅先でスケッチして作品づくりをしているように描かれていますが、実は、旅先ではスケッチや作品づくりはしていません。
その場所ではボーつと景色を眺めているだけなのです。
しかし、その風景はしっかりと記憶され、旅先から戻るとその記憶を元に作品をつくるのです。
その記憶といのは細部まで表現されるまで、実に鮮明です。作品を見れば分かります。
人の記憶といのは曖昧で、細部までは印象に残らないと思うのですが・・・
山下清は違います。色鮮やかで貼絵を用いた作品は独特の世界観をもった味のある作品に仕上がっています。
夢中でつくりあげたその時の情熱まで伝わってきそうです。
山下清というと、貼絵の作品が有名ですが、実は貼絵以外にも様々な作品があります。
油絵、水彩画、ペン画、はたまた陶芸品なのどの絵付けなど多くの作品を残しています。
この「山下清展」ではそういった作品が鑑賞できるのも見所のひとつであります。
また、彼のトレードマークであったリュックサックなどの遺品も多く展示していて
「山下清展」はとても充実しています。
ここで書くのもなんですから、この機会にぜひ「山下清展」に足を運んでみてはいかがですか。
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