今回は戦争遺跡についてご紹介しました。
番組の中でご紹介した米軍の空襲映像が発見されたのはほんの数年前なんだそうです。
カラー映像が伝える空襲は、生々しく、戦争を知らない我々でもその恐怖や凄まじさが分かります。
ま
た、宇佐市には戦闘機の格納庫となる掩体壕(えんたいごう)が今も残っています。戦時中は全国に1000基以上作られたという掩体壕ですが、宇佐市には現
在10基が残されています。その多くが農機具用の倉庫として使用されていますが、城井1号掩体壕は「史跡」として戦争の史実を伝えてくれています。
ちなみに掩体壕という名称は、広辞苑にも掲載されていないのだそう。
その理由はなぜかわかりませんが、言葉としても残してほしいものですね。
ここから多くの人々が文字通り「命をかけて」飛び立っていきました。
中には、15歳という若さの方もいたそうです。
決して帰れることがないことを知っていながら戦闘機に乗り込むときの気持ちは、私には想像ができません。
太平洋戦争の終戦から今年で69年。
「戦争を知っている」方々の割合も減るばかりです。
しかし、もう二度と惨劇を繰り返さないためにも、戦争の悲惨さや愚かさ、命の尊さ、平和の大切さを後世に伝えていくことは、今を生きる私たちの使命だと改めて考えさせられました。
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