2014年12月10日水曜日

12月の放送 <食の宝庫 おおいた>




今回は「食の宝庫おおいた」というテーマで、カボスや椎茸、関アジ関サバなど全国的にもたいへん有名なものから、高級食材の河豚、そして希少な宗麟かぼちゃと5つの食材をご紹介しました。
中でも、河豚の取材に協力していただいた「みね久」の三根薫さんは、大分の河豚を全国区にした料亭「なるみ」で修行を積み、この道50年以上、大分の河豚を知り尽くしているといっても過言でない方です。
河豚を引き、盛りつける動きのひとつひとつが美しく、それを見ているだけでも感動してしまいました。もちろん、「波盛り」といわれる形に盛りつけられた河豚は、食べるのがもったいないくらい美しいものでした。しっかりといただきましたが・・・
河豚といえば山口県の下関が有名ですが、以前は大分県の姫島からも多くの河豚が出荷されており、その品質は木ノ下謙次郎著(明治から昭和初期にかけての大分県出身の政治家
現在は漁獲量が少なく、なかなかお目にかかれないそうですが、その味がどのようなものなのか気になりますよね。
)『美味求眞』の中で「其の品質に於ては豊後姫島産のもの首位たり」と記されているほど優れていたそうです。
現在は漁獲量が少なく、なかなかお目にかかれないそうですが、その味がどのようなものなのか気になりますよね。また、もはや説明の必要もないほど有名な全国ブランドの関アジ・関サバ。
様々な基準をクリアしてやっと「関アジ・関サバ」と名乗れる事を知りました。
釣り好きの私は、佐賀関で釣ったアジを「関アジだ」と言い張っていましたが、今回お話を伺い、もうそういう事はやめようと思いました。



今回ご紹介したもの以外にも大分県には多くの特産物があります。
知っているつもりでも知らないことも多くありました。知らない事を知るということは、その食材に対する見方も変わると思います。
自然や食材も永久にあるとは限りません。
知識とともに、大分の自然が育む食材もしっかりと後世に伝えていかなければならないなと感じました。
制作者としては第二弾、第三弾もつくりたいです・・・



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