新年あけましておめでとうございます。
今年も視聴者のみなさまに関心を持ってもらえるような番組づくりを心がけますので
よろしくお願いします。。
さて新年の1回目の放送は、宮崎県の高千穂町、そして宇佐神宮に焦点を当て、日本神話とその神々の足跡をご紹介しました。
高千穂町までは、大分市内から東九州自動車道を通れば約2時間半。
以前は4時間近くかかっていたことを考えれば、かなりの時間が短縮されていますよね。
さて、高千穂といえば番組内でも紹介したとおり「天孫降臨の地」。
天照大神(あまてらすおおみかみ)の命により、邇邇芸命(ににぎのみこと)が最初に降り立ったのが高千穂であるとされています。
また、日本で最初の島「おのころ島」があったり、神楽発祥の地があったりと、神々と日本の成り立ちを語る上ではさけては通れない土地です。
現在も高千穂の人々は信仰心が厚く、周年しめ縄を飾っていたり、冬には夜通し神楽を舞ったりと、生活の中に神が当たり前のように存在している事がわかります。
そのためなのか、木の枝の一本一本、そこについた葉っぱさえも神々しく見えてきます。
撮影当日はあいにくの天気で霧も深かったのですが、それがさらに町の神秘的な雰囲気を強くしていました。
特に天安河原では、観光客によって積み上げられた石が、神話の通りに神々が集まっているような雰囲気さえ醸し出していました。
その高千穂で生まれた神武天皇が東へと赴く際に立ち寄ったのが「豊国の宇沙」、現在の大分県宇佐市です。
宇佐神宮の境内には、立ち寄った事を示す顕彰碑があります。当時はまだ宇佐神宮は建立されていませんが、神武天皇はこの地に何か感じるものがあったのではないかと想像がかき立てられました。
また、新年ということで宇佐神宮に参拝された方も多いと思います。
宇佐神宮に限らず、ただ自分の希望をお祈りするだけではなく、そこに祀られる神々やその歴史を知る事も大切な事ではないでしょうか。
困ったときの神頼みではなく、神々のことを知り、敬うことで神様もそれに応えてくれる気がします。
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