2017年2月1日水曜日

2月の放送 大分の鬼伝説

今回は大分の鬼伝説と題し、鬼にまつわる様々なお話をご紹介しましたね。
日本各地に古来より伝わる鬼の逸話は、本編でもご紹介したように大分県にも
多く語りつがれていました。

鬼にまつわる逸話を調べていく中で、今回面白い発見がありました。
過去に放送されていた番組「まんが日本昔ばなし」。

この中にも鬼が登場する回がいくつかあり、その一つに「鬼の九十九塚」という
お話があったのです。
実は大分県塚原に伝わる話をもとに作られており、今回番組内で紹介した
「鬼の築いた石段」と同じ様な内容にはなるのですが、私も子どもの頃に
このお話を見ていたのかもしれないと思うと、なんだかワクワクしちゃいました。

鬼とはそもそも妖怪でもなく、神でもない特殊な存在として私たちに深く
根付いてきました。それは伝説や伝承だけではなく、子どもの頃を思い出すと
「餓鬼大将」といった呼び名や「かくれんぼ」、「鬼ごっこ」といった遊びの中に、
身近な存在として鬼は広く浸透していた気がします。

しかし、現在の子どもたちはどうでしょうか?

昔に比べて外で走り回る子どもは少なく、こうした遊びをする機会も場所も
減っているんじゃないかと思います。

鬼と共に失われつつあるこういった文化こそ、私たちが子どもたちに受け継いで
いかなければいけない大切なことなのではないでしょうか?

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