今月は「大分の刀剣」と題し、かつて刀剣の一大産地だったとされ る大分の歴史や豊後刀についてお送りしました。
大分市歴史資料館では4月2日(月)まで豊後刀や日本刀にまつわ る貴重な資料を展示した「大分の刀剣」が開催されています。
歴史オタクな女子たちがブームを作った「歴女」を始め、アニメ作 品から新たなブームを生んだ「刀剣女子」など、今では若い世代の 女性にもこのジャンルは人気がありますよね。
是非一度足を運んでみてください。
さて、今回は番組ではご紹介できませんでしたが取材時に大分県で 唯一の刀鍛冶の方にお会いすることができ、大変貴重なお話をお伺 いすることができました。
刀鍛冶は現在全国で300人程しかおらず、刀鍛冶になる為には師 匠について修行することはもちろん、他にも試験があるんだそうで す。ご存知でしたか?
減点方式の実技試験らしく、試験官たちの前で黙々と刀を作り上げ ていくんだとか。
鍛冶業界は「歴史や文化、伝統を重んじる世界」「一子相伝の業」 などといったイメージがあったので、なんだか「資格試験」のよう な感じがして、ちょっと身近に感じました。
中でも印象に残ったのは美術品などと同じく日本刀も現在その多く が海外へ流出しているというお話です。その方のお客様も半分近く が海外の方だとおっしゃっていました。
近年日本の伝統や文化は海外から多くの注目を集めています。
大変嬉しいことですが、その半面日本の貴重な美術品や工芸品、そ して日本刀といったものの多くが日本から離れていっているのです 。
「私が買い戻さなければ!」というのは中々難しい話ですが、日本 の文化や伝統について興味を持ち、知ることは案外簡単なのではな いでしょうか?
何をしたら良いの?と思った方は是非、大分市歴史資料館に足を運 んでみてはいかがですか。
0 件のコメント:
コメントを投稿