2011年6月7日火曜日

6月の放送 和傘工房 朱夏

あめ あめ 降れ 降れ かあさんが
蛇の目でお迎え嬉しいな♪

と、幼いときに幼稚園などでよく歌ったような記憶はある。
でもその時は特に歌詞を意識したこともなかったが、
今回和傘工房朱夏を取材して、蛇の目傘を初めて手に持った。
開くと、ぱっとその空間だけが明るく華やかになって、
なんだか歌でも歌いたくなる。

全国各地にも和傘の有名所はある。
九州では大分県中津市。
全国の和傘に比べて少しだけ大きいそうだ。
取材当日、実際に普段から使っていらっしゃるというお客さんが来ていた。
梅雨に入る前に修理してほしいと。
そのお客さんは
「和傘はなかなか壊れないの。骨も丈夫だし、紙もそう簡単には破れない。
修理だってできるからずーっと大事に使うことができるの。」
と笑顔で語っていた。
折れたから仕方がない・・・と新しい傘を買ってしまう自分がちょっとだけ恥ずかしくもなってしまった。

朱夏の職人さんたちは全員が同じことを言っていた。
それは、「和傘を持つと雨降りが楽しくて仕方がない」と。
これまで、雨降りの日にそんなことを言った経験はない気がする。
和傘が生活の道具に戻ることはもっと先の話にもなるかもしれないが、
雨の日に気分を晴れやかにするためにぜひ一つほしい。

0 件のコメント:

コメントを投稿