今回は「大分の遺跡」と題し、県内にある先史時代から有史時代の遺跡をご紹介しました。
私自身、この取材をするまで県内にこれだけ多くの遺跡があることを知りませんでした。
例えば、大分市里にある亀塚古墳。県内最大級の前方後円墳で、国の史跡にも指定されています。現在は公園として整備されており、敷地内の海部古墳資料館ではジオラマや出土品を
はじめ様々な資料が展示しているので当時の様子を知る事ができます。
こんなに立派な古墳と資料館がありながら、足を運んだのはつい最近の事です。
また、大分市の古宮古墳や豊後大野市の岩戸遺跡も国の史跡に指定されており、大変貴重なものが数多く出土しています。
これまでも様々な場所で発掘作業等が行われていますが、そのほとんどが開発によって埋め戻されているそうです。
そう考えてみると、今残っているものがどれだけ貴重か分かりますよね。
取材を通して、当時の時代への好奇心や先人達の知恵へ尊敬の念を抱きました。それと同時に何百年後には今の時代のものがこうやって資料館に展示されているかもしれないということを考えると、不思議な気分になりました。
今の時代のものを見て未来の人はどう感じるのか気になりますよね。
加えて、遺跡の研究や発掘作業に関わっている人たちは、一つの出土品がそれまで考えられてきた歴史を覆す事にもなりうるので、ある意味「歴史を動かす」仕事をしているんだと感じました。
ロマンもありながら、大変な仕事でしょう。
貴重なものが数多く残る大分県。それをどれだけの人が知っているのでしょうか。
先人達が残したものを私たちひとりひとりが理解し、後世へと伝えていかなければいけませんね。
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