森の中の神社という印象の柞原八幡宮。
鬱蒼と茂る緑、苔むした石段などが遠い太古の時に誘ってくれるようです。
今回はそんな柞原八幡宮を取材しました。
柞原八幡宮は国指定重要文化財。しかし指定重要文化財になったのは最近のこと。
というのも境内の社殿等の老朽化進み、補修なしでは存続が難しく、かといって補修するには
莫大な費用がかかります。補修のため国の助成金を得るためには指定文化財のお墨付きをもらわなくてはいけません。
そして近年、調査団を設置し歴史建造物の権威の先生方が集まり事細かに境内を調査し
詳細がすべて分かる報告書を作成、国に提出。そして昨年、国指定の重要文化財になったというわけです。
しかし助成金で補修もすべてまかなえるわけではなく一部は自己負担しなくてはいけません。
とはいってもその負担分の金額も数億と半端な額ではありません。
というわけで各企業や、個人のみなさまに負担をお願いをせざる終えない状況のようです。
ですが1200年もの長い歴史を歩んできた柞原八幡宮、後世に残すのは私たち、ひとりひとりの意識が
なくては残せないと今回の取材で実感しました。
あらためてその歴史の深さを感じることのできる柞原八幡宮。
興味のある方は是非ともご参拝ください。