今回は臼杵市野津町に伝わる「吉四六さん」のお話をご紹介しました。
野津町の商店街では、いたるところに吉四六さんのイラストやオブジェがあり、様々な表情の吉四六さんが出迎えてくれます。
さて、吉四六さんにまつわる説話の数は200を超えるとも言われています。
今回は3つの吉四六話をご紹介しましたが、最後にご紹介した「天昇り」の映像はクレイアニメーションで作っています。
「クレイ=粘土」
ひとつひとつのパーツを粘土でつくり、組み合わせ、静止画を撮る。そして画像を組み合わせていき、動いたように見せるという、たいへんアナログな作業です。
今回この作業に携わった担当者も、かなり苦労していました。
気が短い私にはとうてい出来ません。途中で粘土を握りつぶしてしまいそうです。
話は変わって、今回の視聴者プレゼントは「きっちょむジンジャー」です。
臼杵市は昭和40年代までショウガの一大産地でした。
徐々に衰退していった臼杵のショウガを復活させたいという思いから、生産者、加工業者、そして老舗酒蔵が協力して開発したのがこの「きっちょむジンジャー」です。
吉四六さんの話もそうですが、地元の伝統を守りたい、また復活させたいという思いは日本人として持ち続けたいものですね。