今回は「大分の近代建築
別府市編」をお送りしました。
別府には番組で紹介したものの他にも近代建築が今も多く残されています。
どの施設も趣があり、豪華な装飾や上質な素材を使って建てられたものが多かったです。これらの施設を今建てるとなると一体、どのくらいの費用がかかるんでしょうね…。
そんな下世話な話はさておき、今回紹介した「別府市公会堂」には星をモチーフにしたものがいくつか残されていましたね。
公会堂は何度か訪れたことはあったのですが、ステンドグラス以外にあんなに星をモチーフにしたものがあるとは知りませんでした。
撮影をしていく中で「あ、ここにも!」「こんな所にも!」といった感じで、某テーマパークの隠れ◯ッキーを探している様な気分になり楽しかったです。
撮影中に館長が「星はたくさんあるけど月は1つしかないんだよ」とポツリとおっしゃっていました。
確かに星は照明や壁飾りなど、様々な箇所にいくつかちりばめられていますが、月はステンドグラスの1カ所のみにしか存在しません。
まるで公会堂を本物の夜空のように装飾しているようで、感動を覚えました。
設計を手掛けた吉田氏は既にお亡くなりになられているので、これを意図しているのか、していないのかはもはや誰もわかりませんが、こういうちょっとした遊び心を持った建物というのはとても素敵ですよね。
天気の良い日はステンドグラスの青がくっきりと見え、とてもキレイです。
館内に隠された星のモチーフ探しと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?