2017年12月10日日曜日

12月の放送 九州武士団の棟梁 緒方三郎惟栄


今月は「九州武士団の棟梁 緒方三郎惟栄」と題し、お送りしました。
今回は緒方三郎惟栄顕彰会の理事を務める三代さんにご出演いただ きました。
番組の中では緒方三郎惟栄に関する様々な史実や伝承をお話しいた だいた三代先生ですが、
教員時代は名前すら聞いたことが無かったそうです。
恥ずかしながら私も名前を聞いても全くピンと来ず、 何故か頭に浮かんだのは阿南惟幾でした。「惟」 の字しか合ってませんね(-_-;)
さて、 現在の豊後大野市緒方町を中心に支配していたと言われている緒方 三郎惟栄ですが、元を正せば大神(オオガ)一族にあたります。「 尾形」「緒形」「小方」「尾方」などのオガタ姓をはじめ、
「三田井」「阿南」「稙田」「直入」「戸次」「佐賀」「賀来
「佐伯」「野尻」「小原」「大津留」「武宮」「橋爪」「松尾」
「城原」「朽網」「秋岡」「由布」「霊田」「入倉」「十時」「 児島
などの名字が緒方氏から分れた名字だと言われています。
いかがですか?ご自分の名字はありましたか?
私は残念ながらありませんでしたが、 もし該当するのであればあなたの先祖は、 九州の一帯をまとめあげ、 平家物語にも名を残す人物に使えていた重要人物!… だったのかもしれませんよ!夢がありますよね。
ちなみに大野郡に住んでいた大野・緒方一族は、 緒方三郎惟栄と行動を共にせず、 その後九州各地に広がって行ったそうです。
大分県でオガタ姓を珍しく感じる方がいればそのせいでしょう。
源義経と一緒に夢を追い、 九州武士団をまとめあげていた緒方三郎惟栄。 自分の祖先がそんな人物と関係していたかもしれないと思うと、 なんだかワクワクしてしまうのは私だけでしょうか?

12月のプレゼント

今回は、書籍「源平の雄緒方三郎惟栄」を抽選で2名のみなさまに プレゼントします。

風之荘のお知らせ

今回は1114日 大分市金池町にある臨済宗妙心寺派 萬壽寺で行いました「遺影写真の供養」の模様をお伝えしました。
萬壽寺といえば、 番組でも過去に2回程取材させていただきました禅寺です。
中心地にほど近い場所に位置しながらも、 一歩境内に入ると背筋も凛とするほどです。
そういった場所で行う遺影の供養は、 故人やご遺族の方々に対して、誠心誠意、感謝の意を
尽くしたいという風之荘の願いでもあります。
人生最後の旅立ちのお手伝い、 この遺影供養は今後も行う予定です。

2017年12月7日木曜日

<11月の放送> 廣池千九郎と道徳教育


今月は「廣池千九郎と道徳教育」と題し、7月に放送した廣池千九郎の内容に引続き、
「道徳教育」にスポットを当ててお送りしました。
廣池千九郎を扱うにあたり、7月放送の編集作業を行っている時にも思ったことがあります。
普段パソコンはWindowsではなくMacを使って編集作業を行うのですが、どうしても「廣池千九郎」は漢字変換ができません。
ナレーション原稿を書く際や、テロップを作る際にいつもより一手間がかかるのでなんだか名前に苦手意識を持つ回でした。
さて、そんな変換で簡単に名前が出てこない程、認知度があまり高くない廣池千九郎ですが、放送内容を見て頂ければわかる通り、素晴らしい人物なんですね。
私が感じた特に素晴らしい部分は、三代先生がおっしゃっていたように、当時廣池が道徳科学専攻塾で教えていたことは、現在でも同じように大切にされていると言うことです。
更に掘り下げると、廣池は聖人たちの教えをまとめてモラロジーを生み出したわけですが、イエスの時代、はたまた孔子の時代から道徳の概念は何も変わっていないという点であり、その大切さに気づいたこと自体が素晴らしいということなんですね。
「道徳とは何か?何故大切にしなければいけないのか?何をすれば良いのか?」
なんとなくはわかるけど、説明しろと言われれば難しい…。
そんな道徳の概念を科学的に証明し、世に広めた功績はとても素晴らしいものだと思います。
今月のプレゼントの「生涯教育の先駆者 廣池千九郎物語」は廣池という人物、そして彼が説いた道徳とは?をとてもわかりやすく読みやすい内容にまとめている本です。番組を見て頂き、興味が湧いた方は是非応募してみてください。

11月のプレゼント

今回は、生涯教育の先駆者 廣池千九郎物語を抽選で5名のみなさまにプレゼントします。


<10月の放送>彫塑家 朝倉文夫 自身が設計したアトリエと住居


今月は日本を代表する大分県出身の彫塑家 朝倉文夫の自身が設計した
アトリエと住居であった朝倉彫塑館をご紹介しました。
朝倉彫塑館は東京都台東区 JR西日暮里駅のほど近くにあります。
この地域には全国的にも有名な谷中商店街があり、連日多くの人たちが
訪れています。
朝倉彫塑館は、そういった一般の人たちが集う場所に位置します。
現在、この彫塑館は台東区が管理し運営しています。朝倉自身が
生活していた頃と変わらない状態で美術館として一般公開しています。
また彫塑家であった朝倉文夫ですが、この建造物は
自身の設計ということもあり細部にこだわった工夫を施している
芸術家ならではの作品とも呼べる建造物です。
外観は、重厚な黒塗り。和と洋の建築様式が見事に融合した面白い
構造になっています。
コンクリート造りのアトリエ、建物の中心に位置し、四方のどこからでも
見ることのできる庭園、壁を本棚で覆い尽くした書斎、屋上緑化の先駆けとなった
屋上庭園など、見所がいっぱいです。
もちろん、彫塑作品も多く展示しており、見応えはあります。
大分の朝倉記念館も素晴らしいのですが、それ以上に朝倉彫塑館は建物も
特徴的で面白いです。言葉で多くを説明するのは、難しいですが
ご覧になられていない方は、東京に足を運んだ際には、是非立ち寄って
いただきたい場所です。


10月のプレゼント

今回は、朝倉彫塑館の図録を抽選で3名の方にプレゼントいたします。