磨崖仏って、大分にいながら意外と見たことがないものの中の一つになるのでは・・・・
みなさんはどうですか?
なにせ大分には全国にある磨崖仏の8割が存在するというから、これは大分自慢のひとつになると
思います。
実際に県外の人に聞くと、磨崖仏ってあまり見た記憶がないと答える人が多いようです。
それくらい大分には、希少な磨崖仏が県内各所で見ることができるんですよ。
中でも日本を代表する磨崖仏、国宝臼杵石仏は規模、作ぶりなど他の磨崖仏と比較しても
優れていて見応えがあります。
私も何も知らない子供の頃に見たきりなので、今回の取材でいろいろなことが分かったという次第です。
そのひとつが臼杵石仏は4つの龕(仏像を納めるためにつくった岩のくぼみ)に別れ、人の一生を表現していたこと。
これは仏像が幼少期、少年期、青年期、壮年期と世代別に別れ、それぞれがカタチとして表現されています。
なので、仏像の表情も成長過程で異なるので見るだけでも充分楽しめます。
言わば、現代で言うところのコンセプチャルアートというべき作品に仕上がっています。
この他にもいろいろありますが、実際に仏像を前に見て鑑賞に浸って頂ければと思います。
現在、臼杵石仏では、ガイドさんがいなくても、お手持ちのケータイで音声ガイドを聞けますので
ぜひ、こちらの方もご利用して頂くのもいいと思います。詳しくは入場の際、発券所で
また今月1月16日から臼杵石仏の500円硬貨が発行され、臼杵石仏の入場券または土産販売所で
商品を購入するとおつりとして頂くことができます。
くれぐれも硬貨を購入することはできませんのであしからず。
詳しくは、臼杵市または臼杵石仏のホームページをご覧ください。