2015年3月11日水曜日

3月の放送【上田保 後編】


今月は「上田保 後編」ということで、前回に引き続き上田保の功績を中心に紹介しました。

様々な功績を残した上田保ですが、キリシタンであった事でも知られています。
キリスト教との出会いは、市長として二期目の昭和27年に東京で開催した「滝廉太郎顕彰大音楽会」において、音楽評論家の堀内敬三氏から「上田さん、大分は西洋音楽発祥の地なので記念碑を建てて下さい。」と頼まれた事がきっかけだったそうです。
当時、上田保は大分が西洋音楽発祥の地であったことを知らず、その話を聞き、西洋音楽に関する文献を読みあさったそうです。それと同時に、キリスト教にも感心を抱くようになりました。
そして、昭和33年に大分カトリック教会にて妻とともに洗礼を受け、信者となりました。ちなみに洗礼名は「フランシスコ」だそうです。
そこに至るまでも、「キリシタン文化センター」の建設を計画し、ローマ法王へ会うために現地に赴くなど精力的に活動していました。
洗礼を受けた後もキリスト教について研究し、大分市葛木に「大分県キリシタン殉教記念公園」を建設し、園内に記念碑を建てました。
また、前回ご紹介した彫像の中にも、「西洋音楽発祥記念像」と「聖フランシスコ・ザビエル像」があることからも、上田保のキリスト教に対する思い入れが分かります。


大分市が誇る観光スポットとして、前回の「大分生態水族館マリーンパレス」に続き、今回は「高崎山自然動物園」についても紹介しました。
幼い頃に見たあの猿山も上田保が関わっているとは全く知りませんでした。
「野生の猿を利用する」という発想が、「アイディア市長」と呼ばれた上田保ならでは。この話をもとに「ただいま零匹」の題名で書籍化され、映画化もされている事にも驚きました。
これだけ多くの観光客を毎日おもてなししてくれている高崎山の猿たちも、立派な「大分市民」と言っていいでしょうね。

今 回と前回の取材を通して、上田保は「たいへん頭がよく行動力のある人だなぁ」と感じました。実際のところはどうだったのかは分かりませんが、こういった人 物が上司だと、仕事も楽しいのではないかと思いました。それと同時に、アイディアを生み出す力と行動力は、私もさらに養わなければならないと感じました。

3月のプレゼント



今回は高崎山自然動物園のたかもんグッズを抽選で3名のみなさまに
プレゼントいたします。


宛先 

〒870-1193 大分市松が丘59-12
大分ケーブルテレコム
○視聴者プレゼント係

締め切りは2015年4月5日まで
 
※住所、氏名、年齢、番組の感想をご記入の上
官製ハガキにてご応募下さい。