2011年1月26日水曜日

1月の放送 筆職人 御堂順暁さん

幼い頃から書道が大好きだった私。
中学生の時、クラスの黒板の上に
かけられていた言葉を思い出して
書いてみた。
第1回目の放送の主人公
筆職人御堂順暁さんに頂いた筆で。
7年ぶりに書道セットを準備するのに
ちょっと新鮮さを感じた。
でも筆を握ると、使いなれた筆に
導かれるかのように一気にスラスラっと
書けてしまうからこの筆のすごさを実感した。
「和気致祥」
人に対して優しく穏やかにしてすることで
周りも幸せになれるという意味が込められている。

まさしく、御堂さんの人柄を表す
ような言葉だ。
筆を作っている時、
筆の話をしている時の
御堂さんの表情は真剣そのものだが、
筆以外の話になると、
とってもお話好きで優しいお寺の住職。



撮影の日は、わざわざ私達のために
御堂さんが前の晩に打って下さった
手打ち蕎麦をごちそうになった。
つなぎに自然著を使った贅沢な十割蕎麦。
 
お店の味をいただいているような本格的な
手打ち蕎麦に感動するあまり、
準備していただいた蕎麦を
スタッフ全員でたいらげてしまった。

後日頂いた奥様からの
お便りにはこんな言葉が・・・。
工房には初めてお邪魔したのに、
不思議と懐かしさを感じて
「また帰りたい」
そんな気持ちが湧いてきた。
御堂家の心のこもった言葉やもてなしに
ただただ感動するばかりであった。

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