2014年10月3日金曜日

10月の放送<昭和の大横綱 双葉山>


今回は、大分が誇る大横綱「双葉山」についてご紹介しました。
前人未到の69連勝という記録は、75年が経った今でも破られていません。
最近では、2010年に白鵬が63連勝したことから再び注目を集める事となりました。
白鵬も双葉山を尊敬しており、2009年5月場所、自身の連勝が33でストップした際に支度部屋でつぶやいた言葉が「いまだ木鶏たりえず、だな」でした。
この言葉は、連勝記録がストップした際に双葉山が師と仰ぐ安岡正篤に打電をした「イマダモッケイタリエズ(未だ木鶏たりえず)」を引用しています。
モンゴル人である白鵬がこの言葉を知っているところから、彼の双葉山に対する尊敬の念はたいへん強いものなのだろうと思います。
ちなみに、白鵬は連勝記録こそ双葉山に及ばないものの、優勝回数では双葉山を大きく上回っています(白鵬31回、双葉山12回)。

双葉山のしこ名は入門時にお世話になった大分県警の双川喜一氏と、「栴檀は双葉より芳し」から命名されています。

また、本編の最後にも少しご紹介しましたが、双葉山の生家や通っていた小学校にほど近い場所に「二葉山神社」というものがあります。
字は違いますが、この場所で相撲を取っていたのではないか、双葉山自身もこの神社の名前が頭にあったのではないかともいわれています。

ハンディを抱えながらも不世出の大横綱となり、現在の大相撲の礎を築いた後、56歳という若さでこの世を去った双葉山。
まっすぐに、取り口と同様正攻法で生き抜いた彼の人生は、我々も見習う事が多くあると思います

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