前回に引き続き、由布院のこれまでと今を紹介した「由布院の軌跡・後編」。
由布院は「100年の町づくり」を掲げていますが、震災の復興でも、その根本的な考えはぶれていないと感じました。
今回お話を伺った由布院 玉の湯の桑野社長、溝口会長はもちろん、
山荘わらび野の高田社長、草庵秋桜の太田社長、そして他の経営者の方や地域のみなさんも、おそらく思いは同じ方向を向いているのではないかと思います。
現在の状況を打開する策を考えながらも、長期的なビジョンも忘れる事はない。
桑野社長から話を聞く中で、そう感じました。
桑野社長の言葉で印象的だったのは「変わらないことの強さ」。
話にもあった「静けさと緑と空間」は由布院の魅力のひとつですが、それを後世まで守り続けるという強い意志が感じられた一言でした。
また、取材をとおして、今回の地震は熊本や大分だけでなく九州全体に影響を与えているということを知りました。つい自分たちのことしか考えられなくなりそうなものですが、今回インタビューで協力いただいたみなさんは、広く、大きな視点で行動している事に感動しました。
観光客が集まる中心部から一歩外に出ると広がる農村の風景は由布院ならではだと思います。その風景が残るのも、溝口会長を含む3人のリーダーたち、そしてその意思を受け継ぐ仲間がいるからこそ。
個人的には、由布院は田植えが終わった活き活きとした緑が栄える、この時期の風景が大好きです。取材の際にも、水田に映る由布岳をカメラに収めようと由布院を訪れている方々も目にしました。もちろん、私もケータイカメラに収めました。
今回は何度も由布院へと取材に出向きましたが、行く度に観光客が増えている・・・ように感じているだけかもしれませんが・・・
観光客の姿を見るとこちらまでうれしい気持ちになりました。
SNSなどが発達した今の時代です。
ぜひ、みなさんで由布院へと足を運び、「由布院は元気です」、「大分は元気です」、そして「九州は元気です」ということを発信してほしいですね。
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