2020年2月11日火曜日

2月の放送 伝説のランナー 池中康雄

 
今回は、別大マラソンをつくった幻の金メダリスト 池中康雄をご紹介しました。

ところで皆さんは、昨年放送されたNHKの大河ドラマ「いだてん」はご覧になりましたか。
大河史上、最低視聴率を誇る不人気ドラマでした。なぜ、これほどまでに視聴率が悪かったのでしょうか。大半は、ドラマの時代が変化するとともに複雑な展開についていけない視聴者が多かったと言われています。今年の東京オリンピックのフリとして放送しただろうに残念な結果です。

そのいだてんの主人公である金栗四三は、1912年ストックホルムオリンピックに出場した日本初マラソン選手でしたが、番組で紹介しました池中康雄は、1935年にマラソンの世界記録を打ち立て、当時、ベルリンオリンピック金メダル候補として注目を集めた選手でした。

しかし、その夢も身内の不運な出来事で達成できず、その後、開催予定だった東京オリンピックを目指しますが、戦争の影響で大会は中止となり、またしてもオリンピック出場を果たせなかったのです。このことが、幻のメダリストと呼ばれる所以です。

しかし、池中康雄は、選手生命を絶たれると指導者として新たなスタートを切り、故郷の中津で教員と陸上部を指導する側、オリンピック代表コーチとしてオリンピックに参加しています。選手として果たせなかった夢を指導者の立場で実現できて本当によかった・・・

今月は別大マラソンが開催され、多くの選手が活躍しました。その大会をつくった人でも
あるんです。池中康雄は、今亡き人ではありますが、そのイズムは大会として残せてることが
素晴らしい。どの分野でもそうですが、何かを後世に残せる人って偉大です。と思います。

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