2012年5月1日火曜日

5月の放送 可兒醤油 鑰屋

慶長5年創業の可兒醤油こと鑰屋ですが、慶長5年と言えば関ヶ原の戦いがあった時代、そう考えると、伝統をよくぞ守ったとご先祖たちの喝采が聞こえそうです。

番組では紹介しませんでしたが、創業に至るまでの話がとても面白い。
まるで時代劇を見ているようです。

慶長の時代(江戸開廟前)、美濃藩主稲葉貞道が臼杵に移封される1年前、商人・医者・僧侶・農民等に変装した7人の武士達が臼杵の町に偵察に来ました。俗に言う稲葉の7人衆です。商人に変装した可兒孫右衛門は、一年後に殿様と一緒に來臼した次男と共に、臼杵市本町で1600年(慶長5年)味噌の製造業、「可兒醤油、屋号:かぎや」を興しました。以来城下町商人として手広く商いをし、稲葉藩に貢献して繁栄をもたらしたとして名字・帯刀を許されましたが、武士であった可兒孫右衛門は、商人になる為3年間牢獄に入ったと可兒家文書に記されています。(出典:かに醤油HPより)
とそれから、412年もの間、ずっと守られてきたんですよ。

それとかに醤油でおすすめなのがワンコインで食べられる定食メニュー「醤油屋のまかないめし」です。

この「まかないめし」、ごはんの上にじゃことのりがかけられ、その上にもろみがのっていてこれにだし汁がをかけて食べるのだが、醤油の風味が口いっぱいに広がるもろみが実に絶妙で、さらにごはん、のり、じゃこたちがだし汁とうまく調和し絶品の味に変化していくのだ。
このメニューには、さらにショウガの漬け物と冷や奴がついていてとてもお得。

もっと多くの人に食べてほしい逸品です。醤油と味噌もお勧めです。


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